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水生成ノ碑
歴史編(3/4)
その願いと行動は大地に水を育んだ

今から78年前に石勝7代目当主、木村勝衛氏が宮城県石巻の旧仙台藩井内石を使用して

昭和13年に造った【水生成】の碑。福島県の某所に建立されている。

水生成の碑はこの地に水が流れることを願いそして成り立ったことにより建てられた。

建設した時期から考えるとこの碑は、木村三十郎(三代目)氏が生前に木村勝衛氏と造った

会津地方某所にある石勝6代目を中心に建設した最後の大型石造物の建設後に木村勝衛氏が作られたと考えられる。

撮影:平成20年12月31日

石工木村の技法「ヤゲン」が使われた碑文

水生成の碑文には「ヤゲン」という特殊技法が使われている。

 ヤゲンは通常薬研彫り(ヤケンボリ)と呼ばれ、突き鑿(ツキノミ)で溝底に向かい彫込み跡が三角(▼)になるように彫る技法であり、塗料を石に塗らなくても画像のように、光の当たり具合で陰影をはっきりと見せることが可能な高度な石工技法である。技法の発祥は塗料の存在しない原始的な時代であるとされる。
技術的には木材に使う木彫よりも高度な技法で石材に使用するには卓越した技術が必要になる。

木村勝衛氏はこの技法を水成生の碑石の小さな文字すべてに施した。

石勝当主の亀吉氏が明治時代に使用した「サライ」と呼ばれる技法とも異なる

方法をを用いて井内石で水生成の碑を完成させたと思われる。