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ごあいさつ
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私たちが目指したのはお客様に正直であること

 私たちが目指したもの、それはお客様に正直であること。はたして今の世の中で実現できている会社がどれだけあるでしょうか。

 今までニュースで取り上げられている問題が多くあるように「食品偽装問題」のように私たちの業界も商品の中には中国製品を国産と偽って販売されているものもあり、加工会社や商品名を改ざんした商品さえ市場に出回り、一般消費者の判らないように表示しないまま販売されていることがあります。

「耐震偽装問題」のように名前ばかりは耐震の言葉が普及したものの、基礎工事でも「砕石の厚さ」「コンクリートの厚さ」「鉄筋の配筋量」などを基準よりも少なくして手抜工事をする場合もあり多くの業者は施工写真を公開していません。

 地域文化に石を築き、職人の知恵と努力と共に採掘や加工と歴史ある石材業界は、現在は墓石販売業と呼ばれるようになり、多くの石材店は職人としての技術を捨てて、墓石を販売するだけの業種に成り下がり利益追求で走り続け方向を間違いました。石材業が間違ったそのツケは最終的には消費者に返ってくることになります。

 間違いの無い商品を販売して工事をする本来の石材店が求められる時代になりました。 本当に良いものを考え求められるお客様は是非、私たち木村へ御用命下さい。

当主からの御挨拶

 弊社の石材事業部は古き流れを持つ木村家の系譜で残された最後の石工になります。大正期に伝説の業を成した多くの木村はその使命を終えて石工業を辞めました。残った木村の数件はその技能を継承することができず技を無くし昭和初期に途絶えました。長く続いた「石勝」も内部に分裂が起き、その後「石勝」8代目ー10代目系譜が途絶えたことにより、木村固有の技法を使える者は「石勝」7代目ー9代目系譜の数名だけで他には存在しません。

 また私達も技法の一部のみ受継ぎましたが過去に存在した多くの木村の技を失っています。 木村でもないのに木村を名乗る者や、歴代の石勝の中でも6代目を中心に成した数多くある石工事から国内最高と言われた「石勝」の名を木村系譜でもなく名声から用いる者もいなくなり時と共に歴史と技術と意識は薄れ、そして私たちが最後の石工 になります。石勝と東北石材の2つは私たち木村石材の歴史を共にした技術を育んだ屋号です。

 石勝が無くなった現在では、木村家の技法が存在する理由も無く、本来の固有技法を無くすことは、父からの意志であり私たちもそれを受け入れています。またそのことから私たちの使命も限られ最後の業を成すために この仕事に関わっています。